二転三転・・・

土曜日、尼崎まで家内と眼科検診に行ってきました。

その帰路、あまりにもお天気がよく、往路と同じ名神阪神高速道路でそのまま帰ってくるのはもったいないと、今冬はじめて六甲山の北側を通ってみることにしました。

尼崎から北に向かって走りだし伊丹を通って宝塚へ、そして宝塚から中国自動車道に乗って神戸方面へ向かいました。

『そういえば、日生(ひなせ)漁港の「寿司割烹みやけ」さんの「さわらのたたき」はもう食べられるのだろうか?』

思いがつのると、いつもの悪い癖です。

このまま神戸JCTから山陽自動車道に乗りついで、岡山まで行ってみることにしました。

ところがしばらく走っている内に、『待てよ、今年になってから六甲山を超えていないので、篠山の「懐」さんの「ぼたん鍋」も久しく食べていないなぁ。こちらは3月を過ぎると冷凍肉しか食べられなくなるんだなぁ』なんて、思いはじめました。

変わり身が早く、一転して山陽自動車道ではなく舞鶴自動車道に乗りかえて、目指す目的地は丹波篠山です。

日生町の「割烹みやけ」さん、ごめんなさい。さわらのたたきはこの次にします。

それにしても、今日はメチャクチャいいお天気であったかい。車のルーフウインドウも開けての走行です。

こんなに暖かいと日本海にも雪がないのではないでしょうか?

去年12月の逃げたカニのことを思い出しました。

あの時は福井でカニを食べる予定で予約をしていたのですが、その当日現地に向かって走りだした矢先、お店から電話が掛かってきました。

『duoさん、お天気がヤバイですよ。お店としては是非来て貰いたいけれど、ノーマルタイヤでは雪が心配です。』

一夜明けると何十センチも積もっていたなんていうことになったら帰ってこられません。そんなわけで待望のカニを断念した経緯があります。

そんなことを思い出して、篠山に向かって走りながら、福井へ電話をかけてみました。

『もう雪はありませんよ。明日も大丈夫。是非来て。』とマスターのお墨付きを貰って、またまた行き先変更です。

丹波の「懐」さん、ごめんなさい。篠山は神戸から60kmあまり・・・福井へ行く四分の一の距離なので、ぼたん鍋は、また日を改めます。

さあ、最終目的地が決まりました。

舞鶴自動車道から日本海へ出て、下道で敦賀まで走り、敦賀から再度北陸自動車道に入りました。

最初から決めていれば、名神北陸自動車道と一直線だったのに、大変な遠回りをしてしまいました。



武生ICの一つ手前、今庄ICで高速を下りて、先ずは、花はす温泉「そまやま」で一風呂浴びることにしました。 

風情のある名残り雪が露天風呂のまわりに残っており、北国の温泉をほっこり楽しむことができました。

さっぱりとしてから武生駅前のホテルに入り、荷物を下ろしたころには丁度いい時間になりました。

ホテルで荷物を下ろして・・・って、実は泊まりの予定は最初からなかった・・・というか、隣町までのつもりが二百数十キロの走行になってしまったわけで、荷物らしい荷物はありません。

下着の着替えだけは日帰り温泉にいつでもどこでも入れるようにと、常に車に積んでいます。




そんなこんなで、二転三転もいいところでしたが、お陰様で、無事いきいき料理「秀亭かねろく」さんにたどり着き、美味しい越前の海の幸を堪能して、帰りには武生名産の「水ようかん」まで頂いてきました。

かねろくさん、ごちそうさまでした。それからお土産までありがとうございました。




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「かねろく」さんとは別に武生を訪れたときはいつもお願いする街中の仕出し屋さんに、今回も「焼サバ」を3本、明朝早々に頂きに行くので焼いておいてほしいとお願いしました。

立派なサバで、いつもふっくらと美味しく焼いてくれます。

(明日に続く / 一つ上の記事へ↑)






長浜で息子夫婦と・・・

(昨日からの続き / 一つ下の記事から↓)

一夜明けて、ホテルを出発。

夕べの内に武生の街中の仕出し屋さんに頼んでおいた焼サバを引取りに寄ると、ここのおばあちゃんが畑で集めて来た『ふきのとう』を「こんなもの街の人は食べられますか?」と、言って沢山持たせてくれました。

思わずして春のたよりを頂きました。おばあちゃん、ありがとうございます。

武生ICから高速に入り、このまま帰ろうか、どうしようか、と迷いましたが、滋賀の近江八幡に転勤になった息子夫婦に電話を掛けてみました。

今日は何も予定をしていない、ということなので、じゃあドライブがてらに出て来ないかと誘い、長浜で落ち合うことにしました。

長浜は、黒壁ガラス館と盆梅展で有名ですが、今はテレビで話題の「山内一豊」ゆかりの地でもあり、市内にいくつかある市営の駐車場はどこも満車でしばらく待たないと駐められない状況でした。

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車を預けてから、暫く散策をし、観光案内所で美味しいお店を教えて貰うことにしました。

いくつか教えて貰ったお店の中で、長浜では結構人気が高いという「のっぺいうどん」のお店に行ってみることにしました。

黒壁スクエアを散策しながらそのお店に向かって歩いていたら、突然、息子が「あっ、のっぺいうどんのお店はここだ、ここだ!」と見つけました。

早速入ってみると、結構大勢の人でいっぱいでしたが、そんなに長く待つこともなく入れてもらえました。

のっぺいうどんは吉野葛でとろみをつけた身体の温まる寒い冬には打ってつけのうどんです。

早速注文をして、うどんにもう少しコシがあったらもっと美味しいのにねと欲を言いながら頂きました。



お腹もいっぱいになりお店を出て、さて、黒壁ガラス館はこのお店の斜め前くらいのハズだなと探しましたが、ありません。

地図を頼りにもう少し先まで歩いて行くと1ブロック先にありました。

そしてその斜め向いに・・・ええ゙〜っ!
長浜名物「のっぺいうどん」の看板が・・・。
お店の名前も、観光案内所で教えてもらった●●●。

じゃあ、さっきのお店はなんだったの?

息子曰く、たった今までは、「美味しかった」と満足していたじゃない・・・だって。

うどんのコシは別としても、そういう問題じゃないと思うけれど・・・

こちらのお店のうどんは、コシがあったのでしょうかねぇ?なにしろ食べ損ねてしまったので、分かりません。のっぺいうどんの写真まで撮ってきたのにねぇ。

ま、この後、長浜の話をするたびに思い出して大笑いをするのでしょうね。




帰りに長浜太閤温泉によって一風呂浴びて帰ってきました。

長浜を出る頃には夕陽も落ち、遠く琵琶湖も暮れなずんでいました。